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失ったら戻らない大切な歯を残せるよう、なるべく削ったり抜いたりしない治療を心がけています
1992年からこの土地で診療しています。全ての患者さまに対して心がけてきたことは、できる限り歯に負担をかけない治療です。また、治療の前には丁寧にご説明し、患者さまの不安や疑問がなくなってから処置に入ります。何かお悩みがあればお一人で我慢せず、お気軽にご相談ください。
幼い頃から、健康に関わる仕事をしたいと思っていました
健康に関わる仕事には、多くの種類があります。そこで色々と調べるうち、多くの方が何らかのお悩みを抱える歯科の分野に着目し、歯科医師という仕事に興味が湧いてきました。
子ども時代に歯科医院にかかったことがあっても、その後足を向けなくなってしまった方は多いと思います。しかし、また一歩を踏み出し歯科医院に来ていただければ、食生活を楽しみ、健康なお口で過ごすことができるでしょう。私は歯科医師として、健康なお口作りをサポートしていきたいと思います。
動物の世話をすることが好きだった少年時代
誰かの健康を守るということは、その方のお世話をするという面もあります。今にして思えば、私が歯科医師になったことは、動物の世話をしていた少年時代の性格と通じるところがあるのかもしれません。
また、私はおせっかいな性格でもあります。診療では、治療について詳しく説明する際にその性格が役立っていると思います。
休日は、読書やスポーツ観戦をして心からリフレッシュ
落ち着きたい気分の時は本を読み、スッキリしたい気分の時はスポーツ観戦をします。仕事の日とメリハリを付けることができ、休み明けはフレッシュな気持ちで診療することができます。
また、まとまった休みには、国内外を問わず旅行することが好きです。旅先で風景の写真を撮ることも好きで、特に印象に残っているのはケニアやタンザニア、インドを訪れた時のことです。ゾウの背中に乗ったところ、車よりもはるかに高い位置からの視界にびっくりしました。
入れ歯は歯科医師の技術次第で差が出ると考え、熱心に学びました
歯科医療には様々な分野があり、私は中でも入れ歯作りにこだわっています。入れ歯は作製方法や担当する歯科医師によって、患者さまの付け心地が変わります。だからこそ、安定感のある良い入れ歯を提供できるようになりたいと考えました。
入れ歯作りで仕上がりを左右するのは、型取りです。そのため、私は型取りを念入りに行っています。また、部分入れ歯の留め具は針金を曲げて作るのではなく、患者さまごとの型に材料を流し込んで成形するため、より安定感ある入れ歯にすることができます。
取り扱い方法などの注意点も入れ歯をお渡しする際にご説明しますので、ご自宅でのお手入れにお役立てください。初めて入れ歯を作る方でも不安がないよう、サポートさせていただきます。
患者さまと、まずは信頼関係を築くことを大切にしています
ほとんどの患者さまは、不安な思いで来院なさっているのではないかと思います。もし、不安をそのままにして治療を進めてしまったら、患者さまとの間に信頼関係は生まれないのではないでしょうか。
虫歯や歯周病の治療は一度で終わるわけではなく、何度も通っていただく必要があります。そのため、患者さまの不安を取り除けるよう、まずはお口の現状をお話しし、ご理解いただくことから始めるようにしています。治療方法や期間の目安もお伝えしますので、ご自分で治療の見通しを描く参考になさってください。
こうしたご説明を通して信頼関係を築くことで、リラックスして治療を受けていただくことができましたら幸いです。
開院以来、患者さまの納得できる治療をという思いは変わりません
私は1992年に当院を始めましました。患者さまに納得していただける治療をしたいという思いは、当時から変わりません。この姿勢を見失ってしまったら、私が歯科医師を目指した理由である「人の健康を守る仕事」ではなくなってしまうと思うからです。
これからも、この初心を大切にして診療し続けます。
ご家庭では、毎食後の歯磨きがおすすめです
お口に潜む虫歯の原因菌は、お食事や間食に含まれている糖質をエサとして酸を作ります。この酸が歯の表面を溶かしている状態が、虫歯です。そのため、虫歯予防には糖質を多く含む食品を減らすことが役立ちますが、全然食べないようにすることはできません。だからこそ、間食をせず、お食事のたびに歯磨きをすることが大切です。
また、お子さまの場合は、ご自分で歯磨きができるようになる3~4歳くらいまでは、大人の方が磨いてあげてください。どの世代でも、お口に糖質を残さないことが重要だと覚えておいてほしいと思います。
歯科衛生士とは何でも言い合える関係を保っています
スタッフ同士で良い関係を築き、しっかりと連携してスムーズに治療することを心がけています。そのため、私は歯科衛生士とのコミュニケーションを大切にしており、今では何でも言い合えるような関係になりました。治療や当院の環境作りについても、私が一方的に指示するのではなく、意見を出し合って決めています。
患者さまにはスタッフ一同で親切な対応をするよう心がけていますので、アットホームな雰囲気を感じてくつろいでいただけたらと思います。
今後とも、できる限り歯を削らない治療に力を入れていきます
いったん削った歯は、詰め物など人工物で補うことはできても、元通りにはなりません。インプラントにしても、噛む力の強さや神経が伝えてくる感覚などは天然歯と同じにはならないのです。そのため、私は歯を削らない治療に力を入れており、今後さらに強化していこうと考えています。
しかし、虫歯の進行度合いによっては、歯を削るしかありません。そうした場合に修復に使う詰め物・被せ物が外れることなく長持ちするよう、そちらの研究も続けていこうと思います。